網膜剥離は早期発見!

網膜剥離とは眼球の奥にある網膜がはがれる病気です。

網膜とはカメラのフィルムの役目のようなもので、目に見えた景色を網膜に映しその信号を脳に伝えることで人間は景色を認識します。

網膜剥離は痛みが無いので気付かないことが多いのですが、前兆として飛蚊症が現れることがあります。

網膜剥離をほおっておくと視力低下が進行し失明に至るという恐ろしい病気です。

網膜剥離の検査は眼底検査と言い、瞳孔を薬で全開にし網膜の隅々を眼底鏡を使って調べます。

眼底検査の後は瞳孔が開いた状態のため数時間経たないと運転できません。

網膜剥離の診断が下されたらすぐに処置をする必要があります。

網膜が剥離する前段階で網膜裂孔という状態の時は網膜裂孔のまわりにレーザーを照射して焼き付け、これ以上進行しないように固着する処置をします。保険適用でも数万円します。

一方、網膜剥離に進んでいたら手術が必要です。

剥離した網膜を元の位置に戻さないと剥離した網膜には血液が流れないので失明してしまいます。

網膜を元の位置に戻す手術は網膜剥離の程度により硝子体手術、強膜バックリング法があります。

網膜剥離は発見が早ければ早いほど視力への影響が少ないので定期健診や飛蚊症などの症状が出たらすぐに眼科受診をしてください。

ちなみに飛蚊症がすべて網膜剥離の前兆ではありません。多くは加齢によるものです。

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